アドレス日本巡礼[127]
投稿日:2014年9月4日
日本一の槙柏
四国八十八ヵ所めぐり 2009年5月1日
土庄町の山中から平地に下り、第49番の東林庵(とうりんあん)、第50番の遊苦庵(ゆうくあん)とめぐり、第54番の宝生院(ほうしょういん)へ。宝生院の境内には第51番の宝憧坊(ほうどうぼう)と第52番の旧八幡宮(きゅうはちまんぐう)があり、ここだけで3ヵ所の札所をめぐる。一気に札所の数をかせげることになるのだ。
なお第53番の本覚寺(ほんかくじ)は、順番のコースから外れているので後まわしにした。
宝生院の境内には槙柏の巨木がある。樹齢は何んと1500年以上。応神天皇手植えの伝説が残されている。根回り16・6メートルで日本一の槙柏といわれ、国の天然記念物に指定されている。槙柏での指定は日本でもこの木だけだという。
地上1メートルのところで3方に分かれているが、見れば見るほど、そのすさまじい大きさに圧倒されてしまう。この木、1本だけで森のように見える。まるで精霊が宿っているかのようだ。
槙柏はビャクシンとかイブキともいわれるが、地元の人はハクジュ(柏樹)といっている。このような巨木、古木に出会えるのも、「小豆島八十八ヵ所」の大きな魅力だ。
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