温泉めぐり日本一周[188日目]
投稿日:2019年4月29日
「スズキ軍団」が行く!
東鳴子温泉「初音旅館」の朝湯に入り、ご飯、味噌汁、アジの干物、玉子焼き、ワラビ、シソ巻き、サラダ、海苔、漬物の朝食を食べ、9時に出発。ところが…。
東鳴子温泉「初音旅館」には「おかさん」が車で来てくれた。つづいて「荒井さん」がスズキDJEBEL200に乗って来てくれた。これは大変なことになった。女将さん、若旦那の見送りを受けて出発したが、「おかさん」の車が先頭を走り、「TAKAさん」のスズキハスラー50、「荒井さん」のスズキDJEBEL200、そしてカソリのスズキDR−Z400Sの「スズキ軍団」がつづいた。
国道47号で山形へ。
第1湯目は中山平温泉。ここでは「おかさん」おすすめの温泉食堂「レストハウス星沼」の湯に入った。「おかさん」はトレードマークの黄色い熊さんの被り物をしている。ここの湯はびっくりするほどのツルツルヌルヌル湯。まさに「うなぎの湯」。
国道47号で中山峠を越え、山形県に入る。
「最上の温泉めぐり」の開始だ。
第2湯目は赤倉温泉。芭蕉の「奥の細道」ゆかりの山刀伐峠下に温泉街。ここは「TAKAさん」が産湯をつかった温泉。そんな「TAKAさん」のおかげで、「あべ旅館」の湯に入ることができた。それもタダで…。女将さんは明るい人。「(入浴料を)もらうわけにはいかないわよ」という。ここの湯はすごい。自然石をそのまま使った大岩風呂。岩の間からはブクブクプクプクと熱い湯が湧き出ている。自然湧出の温泉だ。湯から上がると女将さんは我々4人にひとつづつ、有田焼きの「奥の細道」にちなんだ図柄の湯のみをくれた。女将さん、ありがとう!
赤倉温泉で「おかさん」と別れ、ここからは「スズキ軍団」の3台のバイクでまわる。「TAKAさん」が地元の最上町を案内してくれる。
第3湯目は大堀温泉。国民年金保養センター「もがみ」の湯に入る。大浴場と露天風呂。露天風呂は「絶景湯」だ。奥羽山脈の山並みを正面に眺める。山麓には小国盆地の広々とした水田が広がっている。
第4湯目は瀬見温泉。ここでは老舗旅館「喜至楼」の木造4階建ての旧館にある「ローマ式千人風呂」に入った。混浴の円形の湯船。レトロ調の湯船には何ともいえない温泉情緒が漂う。湯から上がったところで、「初音旅館」の女将さんがつくってくれた「おにぎり」を食べた。このおにぎりは抜群のうまさで、「TAKAさん」、「荒井さん」も絶賛の味。女将さんのあたたかさが伝わってくるような味なのだ。
瀬見温泉で「荒井さん」と別れ、「TAKAさん」と2人になる。
第5湯目の最上ヘルス温泉では、仙台からやってきた「ゆぷるさん」に出会う。3人で「ウェルネスプラザ」の湯に入った。「ゆぷる」のブログ名は秋田県横手市の温泉「ゆっぷる」にちなんだもので、ゆぷるさんは「みちのく再発見記」で東北各地の温泉を紹介している。
最上町の中心、向町からは県境の花立峠を越え、宮城県側の「鬼首の温泉」をめぐる。
第6湯目は轟温泉の一軒宿「とどろき旅館」の湯。男女別の内風呂と混浴の大露天風呂に入った。
第7湯目は宮沢温泉「かむろ荘」の湯。ここの源泉は98.3度の超高温湯。
第8湯目は吹上温泉の国民宿舎「鬼首ロッジ」の湯。大浴場の内風呂のみ。やわらかな湯だ。
吹上温泉から一部ダートの山道に入り、樹林の中を走り抜け、水神峠を越える。そこには荒湯地獄がある。歩いていくと、一木一草もない荒涼とした「地獄」の風景を見る。ところどころで蒸気が噴き上がっている。さらに歩くと、熱湯がボコボコ音を立てて噴出する湯川に出る。その湯川が流れ下ったあたりに天然の露天風呂がある。白っぽい砂を掘って深くし、白濁した湯につかった。湯には金属質の強い味がする。これが第9湯目。荒湯地獄温泉の天然露天風呂だ。湯につかりながら、「ゆぷるさん」差し入れの「ままどおる」をほうばった。
第10湯目は神滝温泉。一軒宿「神滝温泉」の湯に入る。湯直しとでもいおうか、荒湯地獄の強い湯に入ったあとの、神滝温泉のやわらかな湯はじつに気持ちよかった。
こうして鳴子温泉郷の中山平温泉を皮切りに、山形県内の「最上の温泉」、宮城県内の「鬼首の温泉」をめぐり、「1日10湯」を達成して東鳴子温泉の「初音旅館」に戻ってきた。
「TAKAさん」は少々興奮気味に「10湯達成!」の喜びを出迎えてくれた女将さんに語っている。「初音旅館」で連泊することにし、さっそく大浴場の湯につかったが、まるで我が家に帰ってきたかのような安堵を感じるのだった。
湯から上がると夕食。昨夜と同じ二の膳つきだが、メニューはガラッと変わっている。このあたりの心づかいが何ともうれしい。女将さんにお礼をいうと、「連泊のお客さまにはいつもそうしてるんですよ」と涼しい顔。酢味噌で食べる鯉の洗いがうまかった。アユの塩焼きは頭からまるかじり。骨1本、残さなかった。ウナギの蒲焼はキシッとした歯ごたえ。タレは女将さん特製のもの。そのほかゆでたソラマメ、山菜煮物、ミズ、イワシの酢の物、抹茶豆腐、シメジのおろしあえ…などをおいしくいただいた。
夕食が終わったところで、「TAKAさん」、「ゆぷるさん」との宴会開始。2夜連続の「初音旅館」での大宴会。「ゆぷるさん」は帰らなくてはならなかったのでアルコール抜きだが、カソリ&TAKAさんはガンガン飲んだ。TAKAさんは大のワイン好き。どこからか仕入れてきたカリフォルニアワインの栓を開ける。ビール、日本酒のあとはワインともうチャンポン状態。そんなところに「ホリゴメさん」がやってくる。きれいな奥さん、かわいらしい娘さんも一緒だ。「ホリゴメさん」からは日本酒「すず音」の差し入れ。「ホリゴメさん」一家を見送ったところで、今度は「TAKAさん」の奥さんが来てくれた。「初音旅館」は大変なことになった。「ゆぷるさん」が帰ったあとは若旦那が同席してくれ、宴会はさらにテンションが高くなり、夜更けまでつづくのだった。女将さん、若旦那、ほんとうに楽しい一夜でしたよ。
朝湯 | 東鳴子温泉「初音旅館」 |
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朝食 | 東鳴子温泉「初音旅館」 ご飯、味噌汁、アジの干物、玉子焼き、ワラビ、シソ巻き、サラダ、海苔、漬物 |
9時 | 東鳴子温泉「初音旅館」 |
出会い 最上のTAKAさん、のらさん、おかさん、荒井さん | |
1892湯目 | 中山平温泉「レストハウス星沼」(300円) |
中山峠(峠越え) | |
山形県に入る | |
琵琶沢温泉(廃業湯) | |
1893湯目 | 赤倉温泉「あべ旅館」(無料・特例) |
1894湯目 | 大堀温泉「国民年金保養センター もがみ」(400円) |
1895湯目 | 瀬見温泉「喜至楼」(500円) |
昼食 | 瀬見温泉「喜至楼」 おにぎり(初音旅館の女将さんがつくってくれた) |
1896湯目 | 最上ヘルス温泉「ウェルネスプラザ」(300円) |
出会い ゆぷるさん | |
前森温泉「清流」(定休日) | |
花立峠(峠越え) | |
宮城県に入る | |
1897湯目 | 轟温泉「とどろき旅館」(500円) |
1898湯目 | 宮沢温泉「かむろ荘」(500円) |
1899湯目 | 吹上温泉「国民宿舎 鬼首ロッジ」(500円) |
1900湯目 | 荒湯地獄温泉「露天風呂」(無料) |
1901湯目 | 神滝温泉「神滝温泉」(500円) |
19時 | 東鳴子温泉「初音旅館」(1泊2食7500円) |
夕食 | 東鳴子温泉「初音旅館」 ご飯、味噌汁、鯉のアライ(酢味噌)、アユの塩焼き、ミズのおひたし、イカのタラコ和え、イワシの酢の物、山菜の煮物 |
出会い ホリゴメさん一家 | |
出会い 最上のTAKAさんの奥さん | |
本日の走行距離数 112キロ | |
本日の温泉入浴数 10湯 |
東鳴子温泉「初音旅館」の朝湯に入る | 「初音旅館」の朝食 | 「初音旅館」を出発。最上のTAKAさん、おかさんと一緒だ |
中山平温泉「レストハウス星沼」の湯 | 赤倉温泉「あべ旅館」の湯 | 大堀温泉「国民年金保養センターもがみ」の露天風呂に入る |
「スズキ軍団」が行く! | 瀬見温泉「喜至楼」 | 「喜至楼」の湯 |
これが昼食! | 最上ヘルス温泉「ウェルネスプラザ」 | 山形・宮城県境の花立峠に到達! |
轟温泉「とどろき旅館」の露天風呂 | 宮沢温泉「かむろ荘」の湯 | 荒湯地獄にやってきた! |
荒湯地獄の露天風呂に入る | 神滝温泉「神滝温泉」 | 「初音旅館」の夕食 |
「初音旅館」にホリゴメさん一家がやってきた! | ホリゴメさんの差し入れの「すず音」をいただく |