ジクサー150分割日本一周[43]
投稿日:2020年7月15日
隠岐国の総社「玉若酢命神社」
隠岐・島後の西郷港から「島後一周」に出発。円形をした島後は、島全体が隠岐の島町になっている。2004年に西郷町と布施村、五箇村、都万村が合併して隠岐の島町になった。日本領の竹島も隠岐の島町になる。
西郷港から国道485号を行く。
国道485号は島後の布施が起点だ。島後を縦断し、西郷港から国道フェリーで島前・西ノ島の別府港へ。別府港から浦郷港までは陸路で、浦郷港から島根半島の七類港までは国道フェリーが結ぶ。七類港からは陸路で松江が終点になる。
西郷の国道485号沿いにある玉若酢命神社を参拝。玉若酢命神社は隠岐国の総社。祭神は玉若酢命で航海の神だ。
鳥居をくぐり、随神門をくぐり抜けたところに、玉若酢命神社のシンボルの八百杉がある。根本の周囲は約20メートル、高さは約30メートル。国指定の天然記念物に指定されている。
八百杉にまつわる伝説がおもしろい。
玉若酢命神社の案内板には八百杉について、次のように書かれている。
玉若酢命神社拝殿の出雲様式の太い注連縄は印象的。本殿は大社造と神明造を合わせた隠岐造だ。
玉若酢命神社の北東側の丘陵には、大小合わせて15基もの古墳群がある。古墳の形は14基が円墳で、丘陵頂部の1基は全長32メートルの前方後円墳。隠岐にはこれだけの古墳群はほかにはない。玉若酢命神社前には城山(123m)があるが、この地が隠岐の国府跡だった可能性は高い。近くには隠岐国分寺もある。