ジクサー150分割日本一周[286]
投稿日:2022年3月22日
上野の国府めぐり
5月13日4時、伊勢原を出発。「上野編」の国府めぐりをする。
上野国(上州)は今の群馬県。群馬県は1国1県なので、きわめてまとまりが強い。
新東名の伊勢原大山ICから圏央道→関越道→上信越道を走り、富岡ICで高速道を降りる。ジクサー150は今日も快調だ。
富岡では、まずは世界遺産の富岡製糸工場に行く。まだオープンしていないので、入口前にジクサー150を止めて記念撮影。そのあとで上野の一宮の貫前神社に行く。
富岡からは国道254号で下仁田を通り、関東境の内山峠まで行く。内山峠のトンネルを走り抜け、信州側に入ったところで折り返し、富岡に戻った。
富岡から今度は県道10号で上野の国府所在地の前橋へ。
前橋では国分寺跡→国分尼寺跡→国府跡→総社という順番でまわった。
高崎市との境の近くにある国分寺跡では「上野国分寺館」を見学。ここには上野国分寺の模型と七重塔の模型が展示されている。
広い敷地の国分寺跡には、築地塀が復元されている。
関越道をはさんで反対側の東側には国分尼寺跡があるが、ここには跡地があるだけで、見るべきものはない。その南には元総社の宮鍋神社。このあたりが上野の国府跡で、境内の案内板には「上野国府正庁復元図」が描かれている。
宮鍋神社の近くに上野の総社の総社神社がある。総社神社の参拝を終えると、JR上越線の群馬総社駅まで行く。駅名は群馬総社だが、ここから総社神社まではかなり離れている。
「上野国分寺館」に展示されている上野国分寺の模型 | 「上野国分寺館」に展示されている上野国分寺の七重塔の模型 | 上野国分寺跡を歩く |
上野国分寺の七重塔の礎石 | 上野の国分寺跡に復元された築地塀 | 上野国分寺跡とその周辺の案内図 |
ここは上野国分尼寺跡 | 上野の元総社の宮鍋神社 | 宮鍋神社の案内板に描かれている「上野国府正庁推定復元図」 |
ここは上野の総社神社 | 上野の総社神社を参拝 | JR上越線の群馬総社駅 |
こうして上野の国分寺跡、総社、国府跡の「国府めぐり」を終えると、前橋から渋川へ。渋川からは三国街道を行く。中山峠、赤根峠を越えて国道17号に合流する。
三国峠下の猿ヶ京温泉の食堂で昼食。「あずま丼」を食べたが、マグロの上に刻んだキューリがたっぷりとのっている。
「あずま丼」でパワーアップし、関東境の三国峠に向かっていく。三国トンネルを抜け、新潟県側に入ったところで駐車スペースにジクサー150を止め、山道を登っていく。
三国峠の頂上に到達。
そこには上州の赤城、越後の弥彦、信州の諏訪と3国の格式の高い神々を合祀した御阪三社神社がまつられている。神社の背後は三国山(1636m)。三国山は日本各地にあるが、どこも三国国境になっている。ところがここは上野と越後の上越2国の国境。それでも三国なのは3国の3社に由来しているからであろう。
三国峠を最後に前橋に戻ると、関越道→圏央道→新東名で伊勢原に帰った。