ジクサー150分割日本一周[287]
投稿日:2022年3月23日
下野の国府めぐり
5月14日4時、伊勢原を出発。今日は下野の「国府めぐり」だ。
下野国(野州)は今の栃木県。栃木県は前回の群馬県と同じで1国1県。毛野国が上野と下野の2国に分かれた。「両毛」は上野と下野の総称。
伊勢原大山ICから高速に入り、新東名→圏央道→東北道と高速道を走り、佐野SAで朝食。定番の「佐野ラーメン」を食べた。
「下野編」の出発点は東北道の宇都宮IC。まずは「一宮めぐり」で、宇都宮の中心街にある二荒山神社と日光の二荒山神社を参拝。宇都宮に戻ると、国道4号で関東境へ。黒川にかかる栃福橋が栃木・福島の県境(下野・陸奥国境)。こうして境を見るのはじつにおもしろい。
東北道の佐野SAで朝食 | 「佐野ラーメン」を食べる | 東北道の宇都宮ICで東北道を降りる |
宇都宮の中心街にある下野一宮の二荒山神社 | 宇都宮の二荒山神社を参拝 | 宇都宮から国道119号で日光へ |
日光街道の杉並木 | 日光に到着。ここは日光街道の鉢石宿 | 日光の神橋 |
日光の二荒山神社。ここも下野の一宮 | 日光の二荒山神社を参拝 | 国道4号の栃木・福島の県境。黒川が流れている |
白河ICで東北道に入り、栃木ICで東北道を降り、栃木の町を出発点にして下野の「国府めぐり」を開始する。
下野総社の大神(おおみわ)神社へ。ここは芭蕉の「奥の細道」の重要な舞台。境内の「室の八島」には香取神宮や鹿島神社など8社がまつられている。芭蕉はこの「室の八島」を見たくて大神神社にやってきた。
下野総社につづいて国府跡、国分寺跡、国分尼寺跡をまわる。
下野国府跡には宮野辺神社。復元された国庁の回廊もある。その隣にある「下野国庁跡資料館」では下野国庁からの出土品が見られる。
下野国府跡近くの食堂「おがわ屋」で昼食。「天丼」を食べて一息入れ、思川を渡って栃木市から下野市に入る。そこに下野国分寺跡がある。ジクサー150を止め、広々とした国分寺跡を歩き、金堂跡、講堂跡、七重塔跡を見てまわった。
国分寺跡の近くに国分尼寺跡がある。それに隣接する「しもつけ風土記の丘資料館」には下野国分寺の資料が多数展示されている
最後に国道4号の東側にある下野薬師寺跡に行く。ここはすごいところで、奈良の東大寺、大宰府の観世音寺と並ぶ「日本三戒壇」のひとつ。日本の仏教文化の一大中心地になっていた。
下野の「国府めぐり」を終えると、栃木の町に戻った。そして栃木ICで東北道に入り、圏央道、新東名で伊勢原に帰るのだった。
草がおい茂る下野国府跡 | 「下野国庁跡資料館」を見学 | 下野国府跡からの出土品 |
下野国府跡近くの水田地帯でジクサー150を止める | 下野国府跡の食堂「おがわ屋」の「天丼」 | 下野国分寺跡にやってきた |
下野国分寺跡を歩く。ここは南門跡 | 下野国分寺の金堂跡 | 下野国分尼寺跡の案内板 |
下野国分尼寺跡を歩く | 「しもつけ風土記の丘資料館」を見学 | 「しもつけ風土記の丘資料館」の展示。思川をはさんで右に国分寺、左に国府 |
「しもつけ風土記の丘資料館」に展示されている下野国分寺の七重塔の模型 | 下野薬師寺跡。ここは大和の東大寺、筑前の観世音寺と並ぶ「日本三戒壇」のひとつ。日本の仏教文化の一大中心地になっていた | 下野薬師寺跡の現行の薬師寺 |