ジクサー150分割日本一周[289]
投稿日:2022年4月6日
甲斐の国府めぐり
さー、「中部編」の開始だ。まずは「甲斐編」。東京・日本橋を出発し、ジクサー150で甲州街道(国道20号)を西へ。日野の「すき家」で朝食の「納豆定食」を食べ、大垂水峠を越えて神奈川県に入った。
甲州街道小原宿の本陣前を通り、境川を渡って山梨県に入る。この川が相模と甲斐の国境になっている。
上野原宿からは甲州街道の旧道で鶴川宿、野田尻宿、犬目宿を通り、鳥沢宿で国道20号に合流。旧街道の宿場めぐりはおもしろい。
鳥沢宿の次の猿橋宿では「日本三大奇橋」で知られる猿橋を見る。
大月の国道20号沿いの食堂「竹馬」で「ほうとう」食べた。甲州に入ると無性に「ほうとう」を食べたくなる。
大月からは旧道で笹子峠を越えて甲府盆地へ。
甲斐の国府所在地、笛吹市に到着すると、「国府めぐり」を開始。甲斐の一宮の浅間神社を参拝し、国分寺跡、国分尼寺跡、総社、国府跡をまわる。ここには国府や国衙(こくが)の地名が残っている。
JR中央本線の春日居町駅に近い笛吹川の北側が国府で、南側が国衙。国府は今でいえば県庁所在地、国衙は県庁になる。
笛吹市は2004年に一宮町、春日居町、石和町、御坂町、八代町、境川村の5町1村が合併して誕生した。
旧一宮町役場。ここで国府の情報を仕入れる | 甲斐の一宮の浅間神社 | 浅間神社の随神門 |
浅間神社を参拝 | 後継の甲斐国分寺 | 甲斐国分寺周辺の桃の果樹園 |
甲斐国分寺跡 | 甲斐国分尼寺跡 | 甲斐総社の甲斐奈神社 |
JR中央本線の春日居町駅 | 春日居の甲斐奈神社。このあたりの地名は国府 | 甲斐の国府を流れる笛吹川 |
甲斐の「国府めぐり」を終えると、甲府盆地の中心、甲府の市街地に入っていく。
武田信玄像の建つ甲府駅に隣接する甲府城を歩く。天守台からは甲府の町並みを一望。残念ながら正面に見える富士山は雲の中だった。
甲府からさらに国道20号を西へ。韮崎を通り、甲斐と信濃の甲信国境まで行く。
その途中には、甲州街道の台ヶ原宿がある。国道20号のすぐわきに、まるでタイムスリップしたかのような世界が残っているのだ。
台ヶ原宿の中央には地酒「七賢」の蔵元がある。杉玉のぶら下がった風情のある建物。その前の「金精軒」で名物「生信玄餅」を食べた。
釜無川にかかる国道20号の新国界橋が甲信国境。橋を渡ったところで折り返し、国道20号で東京に戻るのだった。
甲府城からの眺め | 釜無川の谷間を見下ろす | 甲州街道の台ヶ原宿入口。左は国道20号、右が旧甲州街道 |
「金精軒」の「生信玄餅」 | 道の駅「はくしゅう」。甲斐駒ヶ岳が見える | 国道20号の新国界橋。ここで折り返す |