奥の細道紀行[80]
素龍清書本が残る旧家 福井県敦賀市/2009年 敦賀半島の色浜(種の浜)から敦賀に戻ると、国道27号旧道の県道225号で関峠まで行ってみる。新道は長いトンネルで峠を抜けていくが、旧道は峠越えの道。交通量は少ない。旧道に […]
奥の細道紀行[79]
敦賀半島最北端へ 福井県敦賀市/2009年 芭蕉は敦賀から「奥の細道」のゴール、大垣に向かう前に、敦賀半島の突端に近い「種の浜」に行っている。今の色浜だ。ここは芭蕉が心から慕った西行の歌、 汐染むる ますほの小貝 […]
奥の細道紀行[78]
神事は続く 福井県敦賀市/2009年 敦賀 その夜、月殊に晴れたり。「明日の夜もかくあるべきにや」といえば、「越路の習ひ、なほ明夜の陰晴はかりがたし」と、あるじに酒勧められて、気比の明神に夜参す。仲哀天皇の御廟なり。社 […]
奥の細道紀行[77]
越前富士が見えてくる 福井県/2009年 洞哉(等栽)と一緒に福井を出発した芭蕉は北国街道を南下し、敦賀に向かっていく。その間には浅水、水落、鯖江、府中、今宿、脇本、鯖波、湯尾、今庄、二ツ屋、新保、榛原の12宿があり、 […]
奥の細道紀行[76]
芭蕉が一人で歩いた日 福井県福井市/2009年 芭蕉が松岡を出発し、福井に到着したのは8月11日。今の暦でいえば9月24日のことになる。松岡から福井までは芭蕉の一人旅。この間は10キロほどだが、同行者はいなかった。 […]
奥の細道紀行[75]
芭蕉ゆかりの永平寺だが 福井県永平寺町/2009年 丸岡を出発した芭蕉は、九頭竜川右岸の鳴鹿に通じる鳴鹿道を行く。末政、板倉と通り、為安で鳴鹿道を右に折れ、九頭竜川を渡って松岡の城下に入っている。松岡からは永平寺に参詣 […]
奥の細道紀行[74]
越前路に入る 福井県あわら市/2009年 大聖寺の全昌寺を後にし、国道305号で石川・福井県境の吉崎へ。その間は6キロ。吉崎の集落は石川・福井の両県にまたがっている。加賀・越前国境の集落だ。ここには蓮如によって開かれた […]
奥の細道紀行[73]
加賀最後の地 石川県加賀市/2009年 山中温泉から小松に戻ってきた芭蕉だが、その理由は曽良の「随行日記」にもあるように、加賀藩士の生駒万兵衛重信(俳号は万子)に会うためだった。再度、小松を出発した芭蕉は北枝とともに北 […]
奥の細道紀行[72]
秋の気配を想像しつつ 石川県小松市/2009年 山中温泉で曽良と別れた芭蕉は、金沢から同道している俳人、北枝とともに小松に戻った。その途中で那谷寺に寄っている。 那谷 山中の温泉に行くほど、白根が岳跡に見なして歩む。 […]
奥の細道紀行[71]
曽良と別れた「山中温泉」 石川県加賀市/2009年 小松を出発した芭蕉は北国街道を南下し、月津宿を通って動橋宿(加賀市)へ。動橋は難解地名で「いぶりばし」になる。そこで北国街道を離れ、山代温泉を経由して山中温泉に向かっ […]
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