奥の細道紀行[23]
芭蕉の辻を訪ねるが 宮城県仙台市/2009年 「杜の都」仙台に到着すると、まずは青葉城(仙台城)跡へ。大手門の隅櫓の脇から登っていったが、長い車の列ができていて大渋滞。こういうときは「バイクでよかった!」としみじみ思う。 […]
奥の細道紀行[22]
2代後の「武隈の松」 宮城県岩沼市・名取市/2009年 笠島 鐙石・白石の城を過ぎ、笠島の郡に入れば、藤中将実方の塚はいづくのほどならんと、人に問へば、「これより遥か右に見ゆる山際の里を、箕輪・笠島といひ、道祖神の社・ […]
奥の細道紀行[21]
ぼくの好きな町「白石」 宮城県白石市/2009年 芭蕉が一泊した白石に到着すると、白石川の河畔にある白石温泉「薬師の湯」に入った。大浴場と露天風呂。無色透明の湯。ここは元の「かんぽの宿白石」。建物は当時のままでも今は「 […]
奥の細道紀行[20]
伊達の大木戸を越す 福島・宮城県境/2009年 芭蕉は奥州街道と羽州街道という東北の2大街道の追分、桑折からは、奥州街道をたどっていく。 「伊達の大木戸を越す」 と『おくのほそ道』にあるように、福島・宮城県境の国見峠 […]
奥の細道紀行[19]
芭蕉と同じ湯につかる 福島県飯坂温泉/2009年 五月朔日のことなり。その夜、飯塚に泊まる。温泉あれば湯に入りて宿借るに、土座に筵を敷きて、あやしき貧家なり。灯もなければ、囲炉裏の火かげに寝所を設けて臥せる上より漏り、 […]
奥の細道紀行[18]
義経ゆかりの寺を参拝 福島県飯坂温泉/2009年 月の輪の渡しを越えて、瀬の上という宿に出づ。佐藤庄司が旧跡は、左の山際一里半ばかりにあり。飯塚の里鯖野と聞きて、尋ねたづね行くに、丸山というに尋ねあたる。これ、庄司が旧館 […]
奥の細道紀行[17]
信夫の里のもぢ摺り石 福島県福島市/2009年 福島に到着すると福島駅前の「東横イン」に泊まった。 翌朝はおにぎり&味噌汁の朝食を食べてから出発。福島駅の東口駅前には芭蕉と曽良の像が立っている。 「奥の細道」では、福 […]
奥の細道紀行[16]
1日48キロを歩く 福島県郡山市/2009年 檜皮の宿を離れて、浅香山あり。道より近し。このあたり沼多し。かつみ刈るころもやや近うなれば、いづれの草を花がつみとはいふぞと、人々に尋ねはべれども、さらに知る人なし。沼を尋 […]
奥の細道紀行[15]
宿ムサカリシ 福島県郡山市/2009年 須賀川から郡山へ、スズキST250を走らせて芭蕉の足跡を追う。 芭蕉は7泊した須賀川を出発すると、まずは逆方向の南へ。須賀川滞在中に行く予定にしていた石河滝(乙字の滝)に向かっ […]
奥の細道紀行[14]
7泊した須賀川宿 福島県須賀川市/2009年 須賀川の駅に等窮という者を尋ねて、四五日とどめらる。 まづ『白河の関いかに越えつるや』と問ふ。 『長途の苦しみ、心身疲れ、かつは風景に魂奪われ、懐旧に腸を断ちて、はかばか […]
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