カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

奥の細道紀行[53]

芭蕉さん、バイクなら1日です 青森県/2009年  津軽半島最北端の龍飛崎をあとにし、国道339号で三厩へ。  三厩は「義経北行伝説」の地。高台には義経寺があるが、そこから三厩港を見下ろした。三厩はまた東北を縦貫する奥州 […]

奥の細道紀行[52]

北海道がはっきり見える 青森県/2009年  秋田・青森県境の須郷岬では、岬の食堂「福寿草」の「いかやき」(350円)を食べた。天日干しした焼きイカは抜群のうまさ。思わずカンビールを飲みたくなったが、ここはグッと我慢、我 […]

奥の細道紀行[51]

秋田に通う道遙か 秋田県/2009年 「奥の細道」の奥州編では、最北の地、平泉から下北半島まで行った。芭蕉はきっと津軽海峡を見たかったはずだ、蝦夷を見たかったはずだと思ったからだ。芭蕉にかわって大間崎まで行き、津軽海峡を […]

奥の細道紀行[50]

芭蕉絶賛の象潟 秋田県にかほ市/2009年 象潟  江山水陸の風光を尽くして、今象潟に方寸を責む。酒田の港より東北のかた、山を越え、磯を伝ひ、いさごを踏みて、その際十里、日影やや傾くころ、潮風真砂を吹き上げ、雨朦朧として […]

奥の細道紀行[49]

鳥海山がよく見える 山形県遊佐町/2009年  芭蕉は酒田から羽州浜街道で象潟に向かった。今では国道7号で一気に走っていけるようなルートだが、芭蕉の時代は大変な難路だった。  鳥海山から流れ出る日向川を渡ると、庄内海岸の […]

奥の細道紀行[48]

芭蕉は船でカソリは陸を 山形県酒田市/2009年 酒田  羽黒を立ちて、鶴が岡の城下、長山氏重行という武士の家に迎えられて、俳諧一巻あり。左吉もともに送りぬ。川舟に乗って酒田の港に下る。淵庵不玉という医師の許を宿とす。 […]

奥の細道紀行[47]

鶴岡城下に入る 山形県鶴岡市/2009年  羽黒山、月山、湯殿山と「出羽三山」をめぐった芭蕉は、羽黒山の南谷に戻ってきたが、この「出羽三山めぐり」では相当、体力を消耗したようだ。  南谷に戻ると八日、九日と2日、滞在し、 […]

奥の細道紀行[46]

湯殿山で三山巡礼を終える 山形県鶴岡市/2009年  芭蕉は「出羽三山参り」では、羽黒山から月山に登り、山頂近くの山小屋、角兵衛小屋に泊まり、その翌日、湯殿山に向かっている。 出羽三山  日出て雲消ゆれば、湯殿に下る。谷 […]

奥の細道紀行[45]

月山に登る 山形県鶴岡市/2009年 出羽三山  八日、月山に登る。木綿しめ身に引きかけ、宝冠に頭を包み、強力というものに導かれて、雲霧山気の中に氷雪を踏みて登ること八里、さらに日月行道の雲関に入るかと怪しまれ、息絶え身 […]

奥の細道紀行[44]

出羽三山神社を参拝する 山形県鶴岡市/2009年  清川に上陸した芭蕉は狩川から羽黒山に向かっている。今の道でいえば県道46号に相当する。カソリはといえば、1本東側の県道45号で羽黒山に向かった。というのはこの道ならば、 […]

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